ウクライナ国防省「ロシアで2カ月前プーチン暗殺の試みあった」

 今年3月、ロシアでプーチン大統領を暗殺しようとする試みがあったとウクライナ情報当局が主張した。プーチン大統領に対する暗殺の試みに関する話はこれまでもあったが、ウクライナの情報当局者が実際にこれに言及したのは初めてだ。

  ウクライナ国防省の情報総局を率いるキリロ・ブダノフ准将は23日(現地時間)、現地メディアのウクラインスカヤ・プラウダに「2カ月前、プーチン大統領に対する暗殺の試みがあった」と明らかにした。そして、「いわゆる『カフカス(コーカサス)代表者』たちが公共の場所ではない所でプーチンを暗殺することを謀議した」「しかし、ロシア当局があらかじめこれを把握し、対応したため失敗に終わったと聞いている」と言った。ウクラインスカヤ・プラウダは「ブダノフ准将は正確な時間・場所・暗殺動機など詳しいことは言わなかった」と伝えた。

  英紙テレグラフなどは「カフカスとは1990年代以降、ロシアと紛争を数回起こしているチェチェンやジョージアなどがある地域だ」「ロシアが占領した北カフカス地域なのか、ジョージアを含む南カフカスなのかは明らかではないが、この地域の反乱勢力の仕業かもしれない」と分析した。

  一方、ロシアは軍訓練所や鉄道などウクライナ軍の基盤施設に対する強い攻撃も続けている。戦争が長期化に伴い、ウクライナ軍の兵たん(後方支援)システムを破壊しようという戦略とみられる。ウクライナのゼレンスキー大統領は23日、スイスのダボスで行われた世界経済フォーラム(WEF)のオンライン演説で、「先週、ロシアの戦闘爆撃機がウクライナ東部チェルニヒウの軍訓練施設をミサイルで攻撃して87人が死亡した」と明らかにした。戦争発生後、1回の攻撃としては最も多くの人が死亡したものだという。死亡者が全員軍人なのか、それとも民間人が含まれているのかは確認されていない。

  また、ロシア国防省は同日、「ウクライナの首都キエフ(ウクライナ側呼称:キーウ)西方のジトーミル州のマリン駅をミサイルで打撃し、東部のドンバス地方に輸送される予定だったウクライナ軍第10山岳強襲旅団の武器と軍事装備を破壊した」と発表した。ウクライナの現地メディアは「この攻撃によりマリン駅で1人が死亡し、複数の人々が負傷した」と報道した。 パリ=チョン・チョルファン特派員

朝鮮日報 http://www.chosunonline.com/site/data/html_dir/2022/05/25/2022052580744.html

コメント

このブログの人気の投稿

MBNの業務停止効力中断

「19世紀式の自主にかまけた586世代、20?30代の登場が望まれる」

韓国政府の救援隊がラオスに出発 医療スタッフら20人