韓国勢が2冠…カンヌ映画祭でソン・ガンホとパク・チャヌク監督が受賞

 カンヌ国際映画祭で韓国映画が2つのトロフィーを手にした。1946年に創設され、今年で75回目を迎えたフランス・カンヌ国際映画祭の歴史上、韓国映画がコンペティション部門で2部門を受賞したのは今回が初めてだ。2019年にポン・ジュノ監督の『パラサイト 半地下の家族』がカンヌ国際映画祭のパルム・ドール(最高賞)を受賞してからわずか3年で達成した韓国映画の大記録だ。

  俳優ソン・ガンホさんは28日夜(現地時間)、リュミエール劇場で行われた第75回カンヌ国際映画祭授賞式で、映画『ベイビー・ブローカー』(是枝裕和監督)での演技により男優賞を受賞した。韓国人男優がカンヌ・ベルリン・ベネチアのいわゆる世界3大映画祭と米アカデミー賞授賞式で主演賞を取ったのはこれが初めてだ。これまで海外映画祭の演技賞は、カン・スヨンさん(ベネチア国際映画祭女優賞・モスクワ映画祭主演女優賞)、チョン・ドヨンさん(カンヌ国際映画祭女優賞)、ユン・ヨジョンさん(アカデミー賞助演女優賞)など女優のものだった。男女合わせて韓国人俳優がカンヌ国際映画祭で演技賞を取ったのはチョン・ドヨンさんに続いて2人目だ。

  パク・チャヌク監督は映画『別れる決心』で監督賞を受賞した。パク・チャヌク監督は2004年の『オールドボーイ』(審査員特別グランプリ)と2009年の『渇き』(審査員賞)に続き、カンヌだけで今回が3回目の受賞だ。映画評論家のキム・ヒョンソク氏は「この数年間、韓国語の映画と演技が国際的な舞台で認められ、言葉の壁が消えたことを実感している」「ある国の文化が国際的な流れに乗って世界の主流(メインストリーム)に合流する時があるが、韓流という名で歌・映画・ドラマなどが相乗効果を生み、韓国はついにその時期に到達した」と語った。

  パク・チャヌク監督とソン・ガンホさんは2000年の映画『JSA』で初めてタッグを組んでから22年を経てカンヌ国際映画祭授賞式に共に出席した。この日、男優賞受賞者として先に呼ばれたソン・ガンホさんがステージにゆっくりと歩いていくと、感激したパク・チャヌク監督は1階の客席の通路まで駆け寄ってきてハグした。 キム・ソンヒョン記者

朝鮮日報 http://www.chosunonline.com/site/data/html_dir/2022/05/30/2022053080709.html

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