「1人生き残り、他は全員死んだ」…李在明候補当選、民主党内で責任論

 韓国野党・共に民主党は李在明(イ・ジェミョン)総括選挙対策委員長が今回初めて国会議員バッジを手にすることになったが、統一地方選挙では惨敗を喫した。李委員長が仁川桂陽乙選挙区での当選が確実と発表されると、共に民主党からは「李在明責任論」が出始め批判の声が表面化した。

  共に民主党内で所信派とされるキム・ヘヨン元議員は1日にSBS放送の開票速報に出演し、統一地方選挙で敗北した要因について「宋永吉(ソン・ヨンギル)元代表のソウル市長選挙出馬」「李在明(イ・ジェミョン)共に民主党総括選挙対策委員長の仁川桂陽乙選挙区からの出馬」の2点を挙げた。

  キム元議員は「李在明委員長は8月の党大会で(代表に)名乗りを上げると予想している」とした上で「私の個人的な意見だが、李委員長は前回の大統領選挙で複数の刑事犯疑惑が浮上した。それらの疑惑を解消してから党代表に出馬し、政治活動を行うことが大韓民国と党にとって良いことだと思う」と述べ、党代表への出馬をけん制した。

  李錫玄(イ・ソクヒョン)元共に民主党議員は2日午前0時にツイッターを通じ「1人が生き残り、全員が死んだ」として李委員長を批判した。李元議員は「険しい歴史の中で苦しみ生き残ってきた共に民主党の70年を振り返った」とした上で「責任回避のための反省文、真実味のない革新に国民は食傷している。刷新は責任ある大物がやめることから始めるべきだ」とも指摘した。

  共に民主党のイ・ウォンウク議員もこの日フェイスブックに「李在明チング(友)、傷だらけの栄光!おめでとう」として李委員長を皮肉るかのような文章を掲載した。イ議員はコメントの中で「この言葉に私の友人・李在明の答えが出てくることを希望する」とも書き込んだ。

  イ議員は別の書き込みを通じ、李委員長が自らの政治的な地盤である盆唐甲ではなく「安全な地域」とされる桂陽乙を選択したことを「統一地方選挙敗北の要因」と主張した。

  イ議員は「李在明委員長は本人の当選を最善の価値と考えて桂陽に『逃亡』した。これは京畿道知事選挙の敗北を予告する行為だった」「大統領選挙敗北の核心的な責任者だった両候補の出馬は岩盤支持層から積極的な歓迎を受けた。支持者たちは李在明委員長が現れる場所について回り、第2の大統領選挙のように行動した。しかし共に民主党の伝統的な支持者たちはこれによって早くから統一地方選挙勝利への期待が持てなくなった」と分析した。

  その理由についてイ議員は「国民が納得できない選択は最終的に敗因となることを知っているからだ」として「結果的に共に民主党が優勢な地域で投票率がさらに低くなることがこれを証明した。湖南(全羅南北道)の共に民主党候補者たちが苦戦する理由にもつながる点だ」と批判した。 キム・ソジョン記者

朝鮮日報 http://www.chosunonline.com/site/data/html_dir/2022/06/02/2022060280021.html

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