「3年も動いていないから体がうずうず」…韓国でスポーツ同好会加入希望者が急増

 韓国ジュニアテニス協会は今年4月、「第1回ドリームテニス杯全国同好者テニス大会」を開催した。テニス歴4年未満の人たちに限定して参加費5万ウォン(約5000円)を条件に募集したが、全国から約2000人が集まった。忠清北道清州市でも先月、3年ぶりに全国から集まった人々によるテニス大会を開いたが、申込者は2019年の約1200人から今年は約1600人へと約30%増えた。慶尚南道昌原市のサッカー協会も3年ぶりにサッカー大会を開き、当初は30チームを募集したが、募集締め切り後もさらに希望者が集まり、参加チーム数を36チームに増やしたという。

  新型コロナウイルス感染防止措置が解除されて約1カ月過ぎている上、最近は屋外で活動をするのにいい天気が続いているため、このように室内外で団体スポーツをする人が大幅に増えている。この3年間は感染を避けようと、いわゆる「巣ごもり生活」中心だった人々がスポーツをしてほかの人々と交流する、一種の「リベンジ運動」を始めたという声もある。

  ソウル市体育会によると、同市の生活スポーツ同好会は2019年末に122団体だったが、今年5月現在は249団体と、新型コロナ前の2倍以上になったという。同好会が続いていることを証明しなければ同好会資格が維持されないが、2020年から21年にかけては同好会が30団体に減ってしまったそうだ。

  同好会だけでなく、大学でスポーツ同好会を再開しようとする動きもある。地方のある大学の経済学部学生会では、5月初めに3年ぶりにフットサル同好会の活動を再開した。会を推進したチェさん(26)は「防疫措置が終わって屋外でのマスク着用指針が解除されたため、身体的・心理的制約はすべてなくなった」「今後も一生懸命、会員たちを励ましたい」と語った。近所の人々たちと一緒にスポーツをしようと考えている人もいる。ソウル市陽川区に住む会社員のソンさん(26)は先月9日、久しぶりに高校の友人たちと安養川でジョギングをした。ソンさんは「新型コロナ前には30人ほど集まってよく走ったが、マスクをしなければならないためこの1-2年はあまり走れなかった」「もう屋外でマスクをしなくてもいいので、もっと走ろうと思っている」と語った。 チェ・ジェウ記者、パク・ジョンフン記者

朝鮮日報 http://www.chosunonline.com/site/data/html_dir/2022/06/03/2022060380151.html

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