W杯:日本、ブーイング浴びながら16強進出

 サッカー・ワールドカップ(W杯)ロシア大会で、日本が29日に行われたポーランドとのH組グループリーグ最終戦で取ったのが「パス回しによる時間稼ぎ戦略」だ。到底勝つことができなさそうな選択であり、事実、日本はポーランドに0-1で負けた。
  それでも日本は決勝トーナメント進出という目標を成し遂げた。セネガルと共に1勝1敗1分となり、勝ち点・得失点差・得点は全く同じだったが、「フェアプレーポイント」でリードしたからだ。グループリーグの試合で受けたイエローカードとレッドカードの数が少ないチームが優位になるものだが、日本はイエローカード4枚で、セネガルの6枚より少なかった。
  この日本の「パス回し戦略」は冒険に近かった。第3節で引き分けても決勝トーナメントに進出できる日本は、ポーランド戦で香川真司や長谷部誠といった看板選手ではなく、ベンチにいた6人を先発させた。
  前半を0-0で終えた日本は後半14分、ポーランドに先制ゴールを許したことでせっぱ詰まった。日本が負け、セネガル対コロンビア戦が引き分ければグループリーグで敗退することになるからだ。激しい攻勢をかけてくるかのように見えたが長続きしなかった。後半28分にコロンビアがゴールを決めたが、その試合経過を聞いて瞬時に攻撃をやめた。負けても決勝トーナメントに進める状況になったためだ。もし、セネガルが反撃に成功して引き分けていたら日本がグループリーグで敗退という状況だったが、日本の西野朗監督は「パス回し戦略」に勝負をかけた。最後の15分間、選手11人全員がほとんどハーフラインを超えず、ボールを回して時間を稼いだ。日本のコーチ陣はピッチの横で「とにかく失点せず、イエローカードを絶対にもらうな」と叫んだ。

朝鮮日報 http://www.chosunonline.com/site/data/html_dir/2018/06/30/2018063000399.html

コメント

このブログの人気の投稿

MBNの業務停止効力中断

「19世紀式の自主にかまけた586世代、20?30代の登場が望まれる」

韓国政府の救援隊がラオスに出発 医療スタッフら20人