野球:「沖縄リーグ」消滅、韓国球団のほとんどは米豪でキャンプ

韓国プロ10球団、韓日関係悪化で 近くてコスト安いが「そっぽ」

  旧正月連休(1月24日-27日)が終わった。韓国プロ野球10球団が長いオフシーズンを終え、2020シーズン開幕に備えて気候が温暖な海外で戦力を固める時期がやって来た。

  29日にはSKワイバーンズ・NCダイノス・KTウィズの3球団は米国、LGツインズはオーストラリアに出発する。翌30日には昨年の公式戦・韓国シリーズ統合優勝チームである斗山ベアーズとロッテ・ジャイアンツ(以上、オーストラリア)、起亜タイガースとハンファ・イーグルス(以上、米国)、サムスン・ライオンズ(日本)の5球団が出発する。キウム・ヒーローズは31日に台湾の高雄に向かう。

  今年は、最も近い日本でキャンプをする球団が目に見えて減っている。韓日関係が悪化していて、日本に対する国民感情を考慮した措置だ。日本は気候が穏やかな上、地理的に近いためコスト削減効果が高い。また、野球の基盤施設が充実しているので、韓国の球団だけでなく、日本のプロ野球球団とも実戦さながらの練習試合をすることができた。ほぼすべての球団が沖縄に集結してトレーニングや練習試合をすることから、「沖縄リーグ」という言葉も生まれた。昨年は10球団のうち7球団が沖縄でキャンプをした。

  ところが、今年は日本でキャンプ日程のすべてを消化する球団はサムスンだけだ。日本に直接、練習施設を投資している上、契約期間もまだ残っていて、キャンセルが困難だった。斗山も練習場を長期契約しているために、2月のほとんどをオーストラリアで過ごした後、2月末に宮崎でキャンプを張る。 LGも斗山同様、オーストラリア→沖縄というキャンプを予定している。

  NCとKTは米アリゾナのツーソンだけでキャンプに集中し、ロッテもオーストラリアのアデレードで1カ月以上過ごす。起亜は米大リーグ出身のマット・ウィリアムズ監督の指揮の下、フロリダでチームの建て直しを図る。SKは米フロリダ州のベロビーチで第1次キャンプを張り、仕上げのキャンプをアリゾナ州ツーソンで行う。

  10球団は3月初めに帰国し、3月14日から24日まで10日間にわたりオープン戦を行う。公式戦は3月28日に開幕する。

朝鮮日報 http://www.chosunonline.com/site/data/html_dir/2020/01/29/2020012980075.html

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