警察「武漢肺炎」に超強硬対応…疑い例は位置追跡、隔離拒否なら現行犯逮捕

 警察が、いわゆる「武漢肺炎」と呼ばれる新型コロナウイルス感染症の危機警報段階が「警戒」に引き上げられたことに伴い、隔離対象に分類された「疑い例」の患者が隔離措置を拒否した場合、物理力を動員するなど積極的な対応を取ることを決めた。また、当分の間、飲酒運転の取り締まりについても、多数のドライバーの唾液が飛散する恐れのある一斉点検方式を見合わせる。

  警察庁は、22日に各警察署に対し「感染病に関する警察の現場対応要領(武漢肺炎対応マニュアル)」を配布したと29日発表した。警察はこのマニュアルに基づき、濃厚接触者など自宅隔離対象者の所在が把握できない場合、携帯電話の位置追跡を実施する。これにより所在が把握されれば、警察官が管轄の保健所の職員と共に対象者に会い、自宅に帰るよう要請する。

  警察は隔離対象者が帰宅を拒否した場合、現行の感染病予防管理法に基づき、強制移動措置を取ることができる。対象者が治療を拒否する場合、300万ウォン(約27万7000円)以下の罰金に処される犯罪に該当するため、現行犯として逮捕する可能性がある。また、保健当局の訪問調査の際に対象者が隔離場所を抜け出そうとした場合、物理力を動員することができる。激しく抵抗すれば、医療施設に強制的に隔離する。

  警察の関係者は「人から人への感染が確認された直後、該当のマニュアルを準備し、各地の警察署に配布した」として「強制処分に従わなければ処罰を受ける可能性がある」と説明した。

  警察庁は28日から、飲酒取り締まりの方法も「一斉検問」から「選別・パトロール」に変更することにした。従来の飲酒測定方式は不特定多数のドライバーを相手に飲酒検知器を何度も使用する上、口内の息を「フーッ」と吹く過程でつばが飛ぶ危険が高いからだ。

  警察は道路を通過する全車両を対象とした一斉検問の代わりに、遊興街や飲食店街、レジャー施設など飲酒運転の可能性が高い地域を中心とした選別取り締まり方式を実施することにした。飲酒の疑いのあるドライバーを発見した場合、口が触れる部分を使い捨てにした飲酒測定器を用いて血中アルコール濃度を測定する。

  警察の関係者は「飲酒運転が根絶されない状況で、取り締まりを実施しないわけにはいかないため、当分の間やり方を変える」と話した。

朝鮮日報 http://www.chosunonline.com/site/data/html_dir/2020/01/29/2020012980268.html

コメント

このブログの人気の投稿

MBNの業務停止効力中断

「19世紀式の自主にかまけた586世代、20?30代の登場が望まれる」

韓国政府の救援隊がラオスに出発 医療スタッフら20人