米中関係が良好なとき、南北間でも共同声明が成立
【新刊】安仁海著『中国と米国、そして韓半島』(パニジュ刊)
「G2」米国と中国の関係は、南北の将来において重要な変数だ。米中和解で雪解けを迎えた1972年、南北の間でも7・4共同声明が発表された。92年の南北基本合意書発効、2000年の6・15共同宣言、07年の10・4宣言など、南北共同声明はいずれも中国と米国が相対的に友好な関係を保っていた時期に成立した。
米国ジョージワシントン大学で中国を研究した安仁海(アン・インヘ)高麗大学国際大学院教授は、上位構造としての米中関係と下位構造としての南北関係を基に、韓半島を巡る国際政治環境を考察した。
本書は韓中国交正常化後から現在まで、米中関係が韓半島に及ぼした影響を歴代政権ごとに記述している。著者は「自主を守るため周辺国を活用するという知恵を模索する努力を傾けるべき」とつづった。自主と外部勢力活用は相反するものではない、という指摘だ。
1992年に平壌で開かれた「第3回 アジアの平和と女性の役割」討論会に韓国側女性代表団の一員として出席し、金日成(キム・イルソン)と会ったときのエピソードなど、著者の個人的な逸話も興味深い。612ページ、3万6000ウォン(約3170円)。
朝鮮日報 http://www.chosunonline.com/site/data/html_dir/2020/03/27/2020032780138.html
「G2」米国と中国の関係は、南北の将来において重要な変数だ。米中和解で雪解けを迎えた1972年、南北の間でも7・4共同声明が発表された。92年の南北基本合意書発効、2000年の6・15共同宣言、07年の10・4宣言など、南北共同声明はいずれも中国と米国が相対的に友好な関係を保っていた時期に成立した。
米国ジョージワシントン大学で中国を研究した安仁海(アン・インヘ)高麗大学国際大学院教授は、上位構造としての米中関係と下位構造としての南北関係を基に、韓半島を巡る国際政治環境を考察した。
本書は韓中国交正常化後から現在まで、米中関係が韓半島に及ぼした影響を歴代政権ごとに記述している。著者は「自主を守るため周辺国を活用するという知恵を模索する努力を傾けるべき」とつづった。自主と外部勢力活用は相反するものではない、という指摘だ。
1992年に平壌で開かれた「第3回 アジアの平和と女性の役割」討論会に韓国側女性代表団の一員として出席し、金日成(キム・イルソン)と会ったときのエピソードなど、著者の個人的な逸話も興味深い。612ページ、3万6000ウォン(約3170円)。
朝鮮日報 http://www.chosunonline.com/site/data/html_dir/2020/03/27/2020032780138.html
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