韓国検察、自殺した捜査官の携帯パスワードを警察に提供せず
蔚山市長選挙介入疑惑
検察による取り調べ中に自殺した青瓦台民情首席秘書官室出身の検察捜査官A氏の携帯電話を検察が警察に引き渡した際、検察側が把握していたパスワードを警察側に提供しなかったことが分かった。「警察は単純な変死事件として処理するだけなのだから、携帯電話分析がなぜ必要なのか」という論理だった。
A氏は青瓦台の白元宇(ペク・ウォンウ)民情秘書官が運用していたいわゆる「秘線(秘密人脈)特別監察班」に所属しており、2018年の蔚山市長選挙に先立ち、白秘書官が金起ヒョン(キム・ギヒョン)前蔚山市長に対する捜査を警察に指示したとされる選挙介入事件に深く関与していたとみられる人物だ。A氏は昨年12月、検察への出頭を控えた時期に自殺した。警察はA氏の死亡現場で携帯電話を確保したが、検察は翌日、瑞草警察署を家宅捜索し、携帯電話を押収。4カ月にわたるパスワード解析作業の末、3月30日にパスワードの解析を完了した。検察はフォレンジック(デジタル証拠分析)を通じ、A氏が自殺当日、携帯電話で「蔚山鯨肉事件」(2017年、警察が押収した犯罪証拠として押収した鯨肉を検察が流通業者に返却した事件)に関連する資料や記事を集中的に検索していたことを確認した。
検察は4月24日、A氏の携帯電話とそこに保存されていた一部データを警察に引き渡した。検察の判断により、「変死事件の捜査に必要な期間」の部分に限り、携帯電話に保存されていたデータを遺族の同意に基づいて引き渡したという。しかし、パスワードは提供しなかった。「警察は単純にA氏が現場に残した物を保管する立場であって、携帯電話を分析する権限はない」という理由だった。これに先立ち、警察は「自殺の動機を解明するには携帯電話の分析が必要だ」とし、携帯電話を押収するための令状を請求したが、いずれも棄却された。
朝鮮日報 http://www.chosunonline.com/site/data/html_dir/2020/04/28/2020042880141.html
検察による取り調べ中に自殺した青瓦台民情首席秘書官室出身の検察捜査官A氏の携帯電話を検察が警察に引き渡した際、検察側が把握していたパスワードを警察側に提供しなかったことが分かった。「警察は単純な変死事件として処理するだけなのだから、携帯電話分析がなぜ必要なのか」という論理だった。
A氏は青瓦台の白元宇(ペク・ウォンウ)民情秘書官が運用していたいわゆる「秘線(秘密人脈)特別監察班」に所属しており、2018年の蔚山市長選挙に先立ち、白秘書官が金起ヒョン(キム・ギヒョン)前蔚山市長に対する捜査を警察に指示したとされる選挙介入事件に深く関与していたとみられる人物だ。A氏は昨年12月、検察への出頭を控えた時期に自殺した。警察はA氏の死亡現場で携帯電話を確保したが、検察は翌日、瑞草警察署を家宅捜索し、携帯電話を押収。4カ月にわたるパスワード解析作業の末、3月30日にパスワードの解析を完了した。検察はフォレンジック(デジタル証拠分析)を通じ、A氏が自殺当日、携帯電話で「蔚山鯨肉事件」(2017年、警察が押収した犯罪証拠として押収した鯨肉を検察が流通業者に返却した事件)に関連する資料や記事を集中的に検索していたことを確認した。
検察は4月24日、A氏の携帯電話とそこに保存されていた一部データを警察に引き渡した。検察の判断により、「変死事件の捜査に必要な期間」の部分に限り、携帯電話に保存されていたデータを遺族の同意に基づいて引き渡したという。しかし、パスワードは提供しなかった。「警察は単純にA氏が現場に残した物を保管する立場であって、携帯電話を分析する権限はない」という理由だった。これに先立ち、警察は「自殺の動機を解明するには携帯電話の分析が必要だ」とし、携帯電話を押収するための令状を請求したが、いずれも棄却された。
朝鮮日報 http://www.chosunonline.com/site/data/html_dir/2020/04/28/2020042880141.html
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