【独自】太白の少女像はなぜぼろの布団を被っているのか

 江原道太白市の太白文化芸術会館にある時計台の前の歩道には、縦・横・高さがそれぞれ3メートルの青いテントがある。一般の人は入ることができないが、テントの中には旧日本軍の慰安婦被害者を形象化した「平和の少女像」(以下、少女像)がある。今月22日まではテントはなく、像はぼろ布でぐるぐる巻きになっており、足の部分には軍手がはめられていたが、「見苦しい」との指摘が寄せられたため、太白市がテントで囲った。この少女像は本来、今年3月に除幕式を行った上で公開される予定だった。しかし、新型コロナウイルスの感染拡大によって一度延期され、最近になって再び無期限で延期された。少女像を制作した作家(芸術家)のチャン・ユンシル氏は「溶かして無くしてしまわなければならない境遇になった」と話した。どういうことなのか。

  太白地域の市民団体などで構成される「太白少女像推進委員会」(太白推進委)は昨年9月、市内に少女像を建てることを決め、地域に住むチャン氏に作品を依頼した。推進委の関係者は「少女像の代表的な作家、キム・ウンソン夫妻(への依頼)も一時は考えたが、地域の作家にお願いする方が意味があるし、制作費も安価だった」と述べた。ソウル市鍾路区の旧日本大使館前に2011年に初めて設置された少女像はキム・ウンソン、キム・ソギョン夫妻が制作したが、同夫妻に少女像制作を依頼すると3300万ウォン(約286万円)かかる。一方で太白のチャン氏は2600万ウォン(約226万円)で制作を引き受けた。

朝鮮日報 http://www.chosunonline.com/site/data/html_dir/2020/05/29/2020052980044.html

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