韓国で面倒に思われていた「引っ越し祝い」、若者世代で復活の兆し

 プライバシーが重視され、面倒に思われていた「引っ越し祝い」が、若い世代の間で最新流行として定着しようとしている。引っ越し祝いが脚光を浴び始めた背景には、コロナの長期化がある。飲食店の営業時間や来店人数などの制限が続き、家で集まりをすることに慣れ、引っ越し祝いの長所に共感する人が増えているのだ。インスタグラムには、検索キーワードが「引っ越し祝い」の掲示物が107万件、「引っ越し祝いのプレゼント」に関する掲示物が200万件、それぞれ掲載されている。会社員のコ・ミンジさん(31)は「コロナで家が最も安全な空間だという認識が高まりを見せ、ウィズ・コロナを迎えた今でも待ち合わせ場所は家にしている」とし「家ではゲームやホームカラオケのほか、飼っている猫の自慢もできる」と話した。

  最近の20-30代にとって引っ越し祝いは、新しい家に引っ越しをして知人を招待するという概念ではない。家に初めて招かれたら、引っ越し自体がいつであったとしても「引っ越し祝い」と認識するのだ。出前配達が日常化したことで、引っ越しパーティーを開くことに負担を感じてきた主人公たちの苦労も減った。ソウル市光化門で働く会社員のイさん(29)は「家にいても、さまざまな飲食店でピザや酢豚、キムチの蒸し物など、好きなように注文していろんな料理を味わうことができる」とし「他のお客さんの目を気にせずに楽しめるのが引っ越し祝いの長所」と話す。11月9日、韓国健康増進開発院が2695人の大学生を対象にアンケート調査を行った結果、59.5%が「コロナ以降、酒を飲む場所に変化が生じた」と答え、このうち47.6%が「自宅」、32%が「知り合いの家」で酒を飲むようになったと答えた。 チョ・ユジン記者

朝鮮日報 http://www.chosunonline.com/site/data/html_dir/2021/11/26/2021112680123.html

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