韓国の「人工太陽」、1億度で20秒運転…再び世界新記録を更新
韓国の研究陣が開発した「人工太陽」が20秒間にわたってセ氏1億度を維持し、再び世界新記録を立てた。 ■「2020年世界革新指数」2位韓国、TOP10は? 韓国核融合エネルギー研究院KSTAR研究センターは24日、「韓国の人工太陽KSTARの実験において、ソウル大学・米国カリフォルニア大学との共同研究で、核融合の核心条件である1億度の超高温プラズマを20秒以上連続運転することに成功した」と発表した。
核融合発電は、太陽がエネルギーを生み出す原理を利用するもの。水素のような軽い原子が重い原子核に融合する際、減少する質量に応じて莫大(ばくだい)なエネルギーが発生する。太陽より重力が小さい地球で核融合を起こそうと思ったら、1億度以上の超高温プラズマを作らなければならない。プラズマとは、太陽のような高温・高圧環境で原子核と電子がばらばらになっている状態のこと。太陽は重力が大きいので1500万度の環境でも核融合が起きる。
これまで他の核融合実験装置は、瞬間的に1億度以上の超高温プラズマを達成することには成功していたが、これを10秒以上維持するという壁を越えられなかった。KSTARは2018年の実験で初めてプラズマイオン温度1億度達成(維持時間およそ1.5秒)に成功した後、世界記録を毎年更新している。今回の20秒維持の記録は、従来の1億度プラズマ運転の世界最高記録にして、昨年の運転記録である8秒を2倍以上も延長する成果だ。KSTARの最終運転目標は、2025年までに300秒の連続運転を達成すること。核融合研KSTAR研究センターのユン・シウ・センター長は「1億度の超高温プラズマの長時間運転記録は核融合エネルギー実現のための中心課題」だとし「今回の成果は長時間の高性能プラズマ運転技術を確保するための重要な転換点になるとみている」と語った。
朝鮮日報 http://www.chosunonline.com/site/data/html_dir/2020/11/25/2020112580088.html
核融合発電は、太陽がエネルギーを生み出す原理を利用するもの。水素のような軽い原子が重い原子核に融合する際、減少する質量に応じて莫大(ばくだい)なエネルギーが発生する。太陽より重力が小さい地球で核融合を起こそうと思ったら、1億度以上の超高温プラズマを作らなければならない。プラズマとは、太陽のような高温・高圧環境で原子核と電子がばらばらになっている状態のこと。太陽は重力が大きいので1500万度の環境でも核融合が起きる。
これまで他の核融合実験装置は、瞬間的に1億度以上の超高温プラズマを達成することには成功していたが、これを10秒以上維持するという壁を越えられなかった。KSTARは2018年の実験で初めてプラズマイオン温度1億度達成(維持時間およそ1.5秒)に成功した後、世界記録を毎年更新している。今回の20秒維持の記録は、従来の1億度プラズマ運転の世界最高記録にして、昨年の運転記録である8秒を2倍以上も延長する成果だ。KSTARの最終運転目標は、2025年までに300秒の連続運転を達成すること。核融合研KSTAR研究センターのユン・シウ・センター長は「1億度の超高温プラズマの長時間運転記録は核融合エネルギー実現のための中心課題」だとし「今回の成果は長時間の高性能プラズマ運転技術を確保するための重要な転換点になるとみている」と語った。
朝鮮日報 http://www.chosunonline.com/site/data/html_dir/2020/11/25/2020112580088.html
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