日本料理店を出した元野党議員「文政府、朴槿恵第2期」
李明博(イ・ミョンバク)政府で「王の男」になって成功するだろうと予測されていた「開国功臣の実力者議員」は政権序盤から李元大統領の「お兄さん」イ・サンドク元議員側と対立していた。「権力の私有化」という批判を前面に出して二つの勢力の間の隔たりはさらに深まった。不法政治資金授受容疑で獄中生活をした後、最終無罪判決を受けたが、総選挙での落選と相次いだうつ病がしばらくの間彼を襲った。鄭斗彦(チョン・ドゥオン)元セヌリ党議員のことだ。 2016年総選挙落選後、生計のためにテレビ局を直接訪ねていたという鄭元議員は保守論客として活躍中だ。毎日1つ以上の放送日程が決まっている。「放送収入が議員時代よりはるかに良い」というほどだ。 そのような彼がソウル麻浦区(マポグ)の日本料理店の社長になった。「口だけで一生食っていくわけにはいかないため、老後の生計を準備するために」という。「前職政界の実力者がバレーパーキング(valet parking)もしてくれる」といううわさが立ったその店を27日、訪れた。 --開業(24日)して4日目だ。 「仮オープンまで含むと10日程度だ。自営業が大変ということを感じている。今はそれでもオープンの勢いで商売がうまくいっているようだ」 --店で引き受けた業務は何か。 「『シャッターマン』であるのは確かで。食堂投資家であり、営業常務、また、人々の接待もする『マダム』だが、実際に運営は飲食業の経験がある妻が受け持っている」 チョン元議員はカード端末の使用も慣れていないように見えた。アマチュア商売人だった。お手洗いの清掃など雑務から習っているという。 --最近、自営業が厳しいというが、実際にしてみてどうか。 「職員が8人なので人件費の負担が一番大きい。職員が8人なら1カ月に3000(約300万円)~4000万ウォンの支出が発生するが、持ちこたえることができるか分からない。今最低賃金の引き上げなど話が出ているが、来年1月になると三重苦に陥る。途方もないショックになるだろう。この政府はいったい何をどうしろということか、とても言葉が通じない政府のようだ」 自営業の話は自然と政治の話に移った。 --文大統領の支持率が落ちた理由が何だろうか。 「国政の核心は結局経済の問題だが、この政府はそれを知らずに重要だと考えていないよう