「現代ジェネシス、米自動車市場でレクサスに取って代わっている」
米国の経済専門誌フォーチュンが、米国の自動車市場で日本のレクサスの不振が続く中、韓国の現代自動車グループの高級ブランド「ジェネシス」がその後を受け継いでいるという分析を示した。 フォーチュンは30日、電子版の記事で「レクサスは、老朽化したスポーツ用多目的車(SUV)ラインナップのせいで、ライバルブランドに後れを取っている」とした上で「ジェネシスは、レクサスがかつて提供していた快適でストレスのない乗り心地と手頃な価格を再現している」と書いた。 コンシューマーレポートのジェイク・フィッシャー自動車試験担当シニアディレクターは「レクサスが過去の栄光を失っている一方で、ジェネシスはレクサスからバトンを受け継いだ」と語った。 レクサスは30年前、メルセデス・ベンツやBMWなどの高級ブランドに対抗して発売された。一時は米国の自動車市場で18.2%のシェアを誇ったが、現在は13%まで低下している。 レクサスが米国市場で不振に陥った理由は、急速に成長する米国のSUV市場に対応できなかったからだ。SUVは米国市場で需要が爆発的に増加しているが、レクサスはRXなどSUVラインナップのうち2種が10年以上フルモデルチェンジを行っていない。 フォーチュンは「1998年に初めて発売されたRXは、高級SUV市場を開拓した先駆者だったが、その後発売されたアウディQ7、BMW X7、ベンツGLS、ボルボXC90など同じ部門でのライバルに追いつけなかった」として「2017年後半にはRXモデルに狭い3列シートタイプが追加されたが、流れを変えることはできなかった」と指摘した。 朝鮮日報 http://www.chosunonline.com/site/data/html_dir/2019/12/31/2019123180173.html